子宮内膜症奮闘記

骨盤子宮内膜症+子宮内膜症と診断されてからの奮闘記。治療や体調の変化など実際の体験談をブログに書き留めます。

ジエノゲスト2日目【発症中に仕事をする恐怖】

こんにちは。カンナ(仮名)です。

3日目の記録を上げた後なのですが、

少し時間を遡り、

子宮内膜症治療薬「ジエノゲスト」を

服用した2日目の記録をしていきますね!

 

私の場合、幸か不幸かホルモン剤である

ジエノゲストを飲み始めたのが丁度

月末×年末の12月末でした。

 

年末…ということで勤め先の職場は

年末モードとなり、出勤の人数も

通常と違い大幅に削減しており、

少人数で出勤するシステムになっています。

 

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もちろん自分もその恩恵を受けていて、

年末年始は沢山のお休みを頂きつつ

仕事ができていたのですが、

12月29日の1日のみ連休の間に

出勤が入っておりました。

ホルモン剤を飲み始めましたが、

月経3日目に当たる日です。

 

私の他にもう1人しか出勤している方がおらず、

体調が悪くなって休もうとしても

年末に他の人を手配しないと回らないだろうな…という想定もありまして、部署に迷惑をかけたくない気持ちで出社しました。

 

また、過去に他の月では生理を理由に休暇を頂いていて言い出しにくいというのはありましたし、ホルモン剤の影響か、ベッドから起き上がれない程の体調までではなかった為、ここが踏ん張り所…と思っていました。

 

極力仕事に備える為、

婦人科で処方されていた

・当帰灼薬散(血のバランスを整える漢方薬

・鎮痛剤(ロキソプロフェン60mg)

・ジエノゲスト(投与2日目のホルモン剤

・鉄&ビタミンサプリメント(貧血対策に)

や体の冷えを抑える為の

・貼るカイロ3枚(お腹に2枚、腰に1枚)

・ゆたぽん(レンジで温められる湯たんぽ)

 

をバッチリ準備して仕事に行きました。

 

しかし、どうしても普通に歩くことが難しく、足を上げるとどうしても痛みが発生します。

(痛みの原因を考えてみたのですが、

子宮の位置は丁度足の付け根にあたり、

足を動かすことで腫れた子宮が圧迫されて

動かしにくかったり、痛みが出るのかもしれません…)

 

特に病巣のある左子宮にハッキリとした痛みを感じまして、左足を上げるのが辛かったです。

(痛みの中にも波があり、たまにツーンとした鋭い痛みや内臓が腫れたような熱感があります)

 

実は意外にも鎮痛剤よりも何よりも

体を温めることが大切なようで、

暖かいゆたぽんをお腹に押し付けると

不思議なことにスッと痛みが和らぎます。

 

客観的に見たらゆたぽんを持ちながら

仕事をするなんておかしいだろ!と思うのですが、幸いにも少人数の日×デスクワークだったので、膝掛けの中に忍ばせ、座りながら

コッソリゆたぽんを押し当ててギリ凌ぎました…笑笑

 

恐らく、普通に歩くことも難しかったので、

立ち仕事&ゆたぽんも使えないとなると

もっと大変な思いをしながら仕事をすることになるだろうな…と思います。

(私の場合は多分音を上げてしまうかと)

 

色々準備をして、仕事に備えたつもりでしたが、それでも1日が終わる頃にはもう気力だけで仕事をしていました。

 

鎮痛剤も意味をなさず、

ジエノゲストの副作用で見たこともない量の血の塊も出続け、

主に痛み…やPMSで気が滅入ってしまいました。(結果、退社するのが1番しんどく、何度も休みながら運転して帰ることに)

 

これだけの対策をしても健康時の仕事のパフォーマンスとは比べ物にならないですし、

大して動いているわけではないのに帰りにはヘロヘロになっている…ということに心理的にも負担でした。

 

以上のような経験を通して、

体調が優れない際に仕事をする身体的、心理的な負担やそういった不具合があっても仕事が回るようにする為の計画性などをもっと見直さないといけないなと思いました。

 

とはいえ、月経は決まった日に必ず来るという訳でもなく突発的な体調の不具合なので、

なかなか計画通りにいかないのも実情です。

 

その為、周囲や社会の理解ももっと深めていって話し合わないとなぁ…とも思います。

正直、働き方改革などが見直されてきてはいますが、女性の働き方に関してはまだ理解が進んでおらず、融通の効かない会社も沢山あると思います。 

 

今後女性が社会進出する機会はもっと増え、

女性が働く社会が当たり前になるかもしれません。その為、それ以前にもっと女性の体への理解もある環境作りや職場環境ができればな…と切に願います。

 

働く側も一方的な権利の主張だけにならないようにするのは勿論なのですが、

月経は殆どの女性に来て、病気があったり、

月経困難症があったりする方も多くいるかと思います。(ちなみに子宮内膜症は10人に1人の女性がなるありふれた病気の一つです)

 

個人差がある為、本当に人によりけりですので、女性男性含め周囲の(職場の)理解は必要不可欠だと思います。

 

正直、私も最近まで生理を理由に休暇を頂くのは申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、今は月経や体調を崩しても問題なく動ける事前準備が大切なのかもと考えを改めつつあります。

 

とりあえず今後は月経の時は

キチンとベッドで横になって

お休みしたいところですね。

(きっと体に毒なので…切実に!笑笑)

 

2020/12/29付記録